解体工事依頼前に知っておきたい知識まとめ
費用面
解体工事は条件によって金額が異なります。大阪の木造家屋の平均坪単価は20,000円~40,000円が、実際に見積もりを取ると、坪単価で概算を計算した時よりも高くなるケースがあります。
解体費用は、家屋の構造、家屋の立地、不用品の処分、解体の時期、地中埋設物の有無などで費用が異なるため、単純な大きさだけでは判断できず実際に現地で見積りを取らないと正確な金額は出せません。
不当な請求を後から受けないよう、しっかりとした見積りを出してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
解体費用の項目
- 家屋の解体にかかる費用(建物、基礎の撤去にかかる費用)
- 付帯工事費用(外構撤去、樹木撤去にかかる費用)
- 追加費用(地中埋設物が出た場合など)
- 処分費用(工事中に出た廃棄物の処分、運搬費用)
- 諸費用(書類提出にかかる費用、重機回送費)
上記の中で注意しなければならないのは、追加費用の項目で地中埋設物がでた場合です。解体工事を進める中で地中埋設物が発見された場合、大きさによっては数十万かかることもあります。
地中埋設物に関しては解体してからでないとわからないため、事前に業者の方から説明をしていただくことをおすすめします。
解体工事の補助金
耐震診断の補助
解体工事の補助制度がある場合、補助の対象かどうかの判断として耐震診断が必要になる場合があります。
自治体によっては耐震診断に補助がある、又は無料耐震診断ができることがあります。
まずは補助があるかどうか調べておきましょう。
アスベスト除去の補助
アスベスト除去の補助は、壁面、天井材、屋根材などに使用されている場合があります。解体工事の際に飛散して人体に被害をもたらす危険性があります。
自治体によっては、診断や除去費用の補助が出るケースがあります。
固定資産税の減税措置
解体工事をしたあと、固定資産税があがることがあります。固定資産税の減税や所得税の特別控除を受けられる地域もあります。建物の条件によって減税や控除が受けれるかが変わってくるのでホームページなどで要件を確認しておきましょう。