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解体工事とは?
工事の内容や流れをまとめて解説!
解体工事とは、家屋や建物などの建造物を取り壊す工事のことです。また、新たに建て替えや新築工事などをする前に、家屋などを取り壊すのも解体工事に分類されます。解体工事はほとんどの方が初めてで、何から手をつけていいのか分からない場合がほとんどです。解体工事を依頼するうえでは、大まかな工事の流れや種類などを理解しておくことが大切です。この記事では、依頼する上で知っておきたい解体工事の基本を分かりやすく解説します。
解体工事の種類
解体工事ときくと、重機で建物を取り壊すというイメージを持っている方も多いでしょう。 しかし、解体工事といってもさまざまな種類があるのです。
  • 建物のみの解体
  • ブロック塀やカーポートなどの外構のみの解体
  • リフォームするため既存の内装だけの解体
上記のように、建物を丸ごと壊してしまうだけが解体工事ではありません。
建物の解体でも、一般的な住宅の解体から大型のビルやマンション・工場の解体などさまざまな規模の解体工事があります。
建物の構造に合わせた解体
住宅や建物は、建物ごとにその構造や建築方法も異なります。一般的な住宅では次のような構造があります。
  • 木造
  • 鉄骨造
  • 鉄筋コンクリート造
解体工事は、これらの構造によって、作業にかかる手間や時間が異なるため、同じ規模感でも費用の相場が異なってくるのです。木造住宅は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、簡単なつくりになっていることが多いので解体しやすく、費用も安くなる傾向があります。一方、鉄骨造や鉄筋コンクリート造は木造よりも頑丈なつくりになっており解体に手間と時間がかかります。人員の増加であったり、特別な工法の実施が必要になるので、木造よりも費用が高くなるのです。
解体工事の流れ
解体工事を依頼するには、大まかな解体工事の流れを把握しておくことが重要です。 解体工事では、工事の依頼から完了まで1~2か月ほど掛かります。 また、工事期間中は騒音の問題や依頼主がしなければならないことなどもあるので、いつ・どのような工事が行われるのかを理解することが大切なのです。 解体工事の大まかな流れは次のようになります。
見積もり依頼

現地調査なしで、建物の構造や面積等をもとに見積もりすることも可能ですが、正確に解体工事費用を算定するためには、やはり実際に現地調査を経て見積もりしてもらうのが一番です。たとえば、建物周辺の道路が狭く通常の解体工事で使用する重機や運搬車両が入れない立地である場合などには、どうしても作業日数が延びるためその分だけ解体工事費が高くなることもあります。こうした見積もり金額が高くなる材料は、現地を見なければ分からないことです。あとから思わぬ追加費用を請求されるなど、費用をめぐるトラブルが生じないよう、見積もりのための現地調査を依頼しましょう。

ライフラインの廃止・撤去

ライフラインとは、電気、ガス、水道、インターネットなどのことを言います。ガス管や水道管は地中に埋まっていますので、これらは契約している電力会社やガス会社に連絡して廃止・撤去を依頼する必要があります。ただし、水道に関しては解体工事で必要になる場合があるので、撤去してしまわないよう事前に解体業者との調整が必要です。

近隣住民への挨拶

解体工事では、どんなに慎重に作業を進めても騒音や振動・粉塵など近隣へ迷惑が掛かってしまいます。ですので事前に、近隣へ挨拶して解体工事に理解してもらうことが大切になります。近隣への挨拶回りは解体業者が行いますが、依頼主も一緒に挨拶しておくことが望ましいです。

解体工事実施

まず、足場を組んで建物を囲い騒音やほこりが周囲に漏れないようシートで覆ってから作業を始めます。新築工事などで、足場を組んで周りをシートで覆っている建物をみかけますが、解体工事でもこれと同じような状態になります。足場の設置後に内装を手作業で解体していきます。それから重機を利用し、屋根・梁・柱などの構造体を解体します。解体工事で出る廃材は、木材、鉄、コンクリートなどさまざまですが、解体工事で出た廃棄物は細かく分別処理することが義務付けられています。解体工事を終えたら、地面を平らにならし、周辺の軽清掃を行って工事完了です。

解体工事後の手続き

契約業者より、建物解体終了後に「解体証明証」を発行いたしますので、それを持参し建物を取壊した日より1ケ月以内に「建物滅失登記」を行う必要があります。土地家屋調査士や司法書士に依頼することも出来ますが、添付書類が少ないためご自身で行うことも可能です。この手続きを行うことにより、固定資産税の支払義務が消失します。また、この手続きを怠った場合、10万円以下の過料に処されることがありますので、必ず行って下さい。必要な場合、土地家屋調査士や司法書士のご紹介も出来ますのでお気軽にご相談ください。

まとめ
解体工事の種類や大まかな流れなどをお伝えしました。ただ建物を重機で取り壊すだけが解体工事ではありません。解体する建物の大きさや建物の種類によっても、解体工事の見積もり金額が変わってきます。この記事を参考に、解体工事の知識をつけ、細かい作業まできちんと対応してくれる解体業者を選びましょう。

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