相続した家が空き家になっていて解体したい、家を建て替えるにあたって解体をお願いしたい、所有物件を高い価格で売りやすくするために古い家を一度解体したい、など解体工事を考えている方に向けて、今回は解体工事の相場や業者から出される費用見積もりの内訳についてご紹介いたします。
解体工事にかかる費用には一概に建物を解体するだけの費用ではなく近隣への影響を抑えるために建物をシートで囲ったり、ゴミを分別してリサイクルしたりといったところからも費用が発生します。
そんな解体工事は地域によっても値段の相場は異なってきます。そのために田舎は解体工事の費用が安いと言われております。なぜなら田舎の方が土地や道路が広く解体しやすい環境であるためです。また人件費においての地域格差も影響してくることもあって、田舎の方が比較的安く済ませることが可能となるのです。このように様々な要因によって費用が変わってくるので、こちらの事例から自分が考えている解体工事の費用感を掴むことをオススメします。
解体工事にかかる費用としては大きく4つの費用に分けられます。解体工事を依頼する際は、各費用を確認して業者ごとに比較しましょう。
建物解体費
建物の解体に必要な費用で、主に人件費にあてられます。解体工事費用の内訳の大部分を占めます。工事が長引けば人件費が大きくなることになります。
付帯工事費
建物の取り壊し以外の「樹木」「車庫」「ブロック塀」「門や扉」などを撤去する際にかかる費用です。
重機回送費
解体工事で使用する重機を運ぶためにかかる費用です。重機の保有場所から解体現場までの距離に応じて費用が変わります。
整地費
解体工事の最後に土地を平らにならし、重機などで踏み固めて地固めするのにかかる費用です。
廃棄物処理費
解体工事時に発生する廃棄物を業者が処理するためにかかる費用です。
その他、諸費用
「届け出・手続き費」「駐車場代」など、必要に応じ、上記以外にかかってくる費用です。
解体工事をするにあたって注意しておきたいポイントとしては、廃棄物をしっかりと処理をしてくれる会社を選ぶ、解体工事にかかる費用の相場・内訳を理解して何社かに見積もりしてもらうことが大事です。解体工事は、近隣の方などへ配慮も必要となってきます。それらの点にも注意して良い解体工事を行えるように心がけましょう。